「声なき声を聞く」秋山孝ポスター展5は、2013年7月6日から9月23日までAPMで行なわれた。
ポスターを見る時にポスターの中にあるメッセージを読み取り、「声なき声を聞く」感覚が重要だ。
今回の企画は、そこに焦点を当てた。
ポスターは街の中に貼られたり至る所に登場するが、ポスター展示状況が決してよいとは限らない。
展示が終われば、ほとんどのポスターは焼却され、ゴミ箱の中に捨てられるのが現実だ。
しかし今になって、貴重な視覚芸術として美術館にコレクションされるようになった。
今回のポスターデザインは、何も語らない岩石があるとき囁いてくるような錯覚にとらわれ、「声なき声」が聞こえてくる。誰もが感じるところだ。