山古志は、重要無形文化財に指定されている「牛の角突き」で知られている。
体重1トンもする牛の巨体の激突は、圧巻で500年の伝統を受け継ぐ神聖な行事だ。
みごとな肉体美とたくましい姿の牛は、家族の一員で愛されている。
だからこそ長年続けられる要因だ。
2004年の中越地震の自然災害を乗り越え復興する姿を見ることができる。
山深い山古志の棚田は、越後の大切な美の風景だ。
春夏秋冬のそれぞれの季節の変化から受ける自然の美とそこに暮らす人々の関係がある。
その美しさの造形は、山間にある手の込んだ棚田の自然を感じさせる連続性のある水平感だ。
四季の光輝く歌声が聞こえてくる。