佐渡は、歴史があって魅力的な島だ。
順徳天皇、日蓮、世阿弥が配流された地でもある。
ぼくにとっては、子供のころ読んだ「あんじゅ恋しやホーラホイ ずしおう恋しやホーラホイ」「安寿と厨子王丸」が鮮烈な記憶として心に刻まれている。
厨子王は、この歌を聞いてこれぞ母と知り、駆け寄りすがりついた。
切なさと愛情をぼくは知った。
また、1689年松尾芭蕉が出雲崎で詠んだ「荒海や佐渡に横たふ天河」あまりにも有名な句は、佐渡のイメージと文学的な感性を決定づけた。
さらに、「佐渡おけさ」は、母の思い出であり、底辺に流れるぼくの音楽だ。