スズキ目タイ科に分類される海水魚で、別名はおおだい、ほんだいという。
体形は楕円形で側扁(そくへん:押しつぶしたように平たいこと)しており、全体的に赤く、体の側面に青色の小さな点があり、尾びれの後ろの縁が黒ずむのが特徴である。
最大では1mもの大きさになるが、食用として流通するのは30~70cmのものが多い。
旬は冬から春にかけてで、特に産卵期前は「桜鯛」「花見鯛」と呼ばれる極上品である。
古くから日本では「めでたい」との語呂合わせなどからめでたい魚とされ、祝い事などに欠かせない高級魚となった。