大掛かりな仕掛けを主体とするものを、特に奇術という場合がある。
奇術にはいくつかの分類方法があるが、観客との距離による分類では3つに分けられる。
「クロースアップマジック」は、少人数の観客の目の前で行うもので、テーブルを前にして行うことが多い。そのため日本では、テーブルマジックというのが一般的である。カードマジックやコインマジックが演じられることが多い。
「ステージマジック」は、大勢の観客を前に舞台の上で披露されるもので、なかでも大規模なものはイリュージョンマジック、大魔術と呼ばれている。ハト出しの演目が有名である。
「サロンマジック」は、パーラーマジックとも呼ばれ、前述の2つの中間にあたり、観客が参加できる演目も多い。