人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの、または働きそのもののことで、気持ちや精神、思いやりなどがそうである。 「凝々(こりこり)」「凝々(ころころ)」「凝る(こごる)」などが転じたとされる説が多いが、正確な語源はわかっていない。 漢字は心臓の形をかたどったものといわれ、『万葉集』に「肝向ふ 心砕けて」という一節があり、肝(肝臓)と向かい合う、心臓を意味する言葉であったとされる。 中古以後、心臓の意味は次第に薄れていった。