まじないをかけて動けなくしたり、心理的な強制で自由を奪うことをいう。 人類学者サー・ジェームズ・ジョージ・フレイザーは文化進化主義の観点から、「類感呪術」と「感染呪術」という宗教とは切り離した合理的体系として捉えた。 「類感呪術」とは類似したもの同志は互いに影響し合うというもので、「丑の刻参り」がそうである。 「感染呪術」は、一度接触したものやひとつのものであったもの(ある人とその着衣、髪の毛など)は遠隔地でも相互に作用するというもので、髪の毛などを護符としてもつ習俗などがそうである。