心臓は律動的な収縮により、全身に血液の循環を行うポンプのような臓器である。
内部は、左右に心房(しんぼう)と心室(しんしつ)があり、胸の中央からやや左寄りに位置し、大きさは大人の握りこぶしよりやや大きいくらいである。
一定の時間に心臓が拍動する回数を、心拍数という。通常は1分間の回数を指し、男性が60~70、女性が65~75程度である。
最高心拍数(運動により増加する心拍数の上限)は、「220-年齢」といわれており、最高心拍数から安静時の心拍数を引いた値の60~79%程度の心拍数を保つのが、適度な運動の目安となる。