タイトル名は、「家族(育む)」です。5匹の犬が整列しています。特大、大、中、小、小小犬と家族の中で育んでいる姿を象徴的に制作したものです。時間が経つと、稲田石(御影石)の美しさが自然の中で育まれ、周辺環境と同化し、いっそう魅力的になります。(2005)
稲田石シリーズ「Dog(犬)」の第2弾、タイトル名は「阿吽(あうん)」。万物の始めと終わりを象徴する「あうん」の呼吸、ともに相互の微妙な気持ちが一致する喜び、呼気と吸気。秋山孝の狛犬(こまいぬ )である。(2006)
稲田石シリーズ「Dog(犬)」の第三弾。「頭かくして尻隠さず」その意味は愚かなさまを馬鹿にしていう諺だが、 逆に正せば「頭出して尻隠す」ということになるが、隠すことには変わりがないため、諺として差異はない。 故にこの二つの彫刻は同じ意味をなす。(2007)
稲田石シリーズ「Dog(犬)」の第4弾。芸術家は孤独で愛犬家が多い。それで、橋梁・鉄骨構造の先駆者のエッフェル、そしてルネサンスを代表する画家「プリマヴェラ(春)」「ヴィーナスの誕生」を描いたボッティチェリの犬小屋をデザインした。(2008)
稲田石シリーズ「Dog(犬)」第5弾。人類の第一歩。人生の第一歩。生活の第一歩。一日の第一歩。案外忘れてしまう大切な第一歩を心に刻む。忘れないための彫刻だ。(2009)