ぼくの子供の時は、ヤママタ醤油と呼んでいた。
ところが東京から久しぶりに帰省すると名前が「越のむらさき」となっていたが、今ではどちらも懐かしい。
創業は1831(天保2)年から醤油造りという歴史を持っている。
もちろん「越のむらさき」の味がぼくの醤油の基本になっている。
母校の上組小学校からの帰りに吉乃川の酒のにおい、醤油の香ばしさの旧道を歩きながら土蔵の間を歩いて宮内駅前のになった自宅(現在、秋山孝ポスター美術館長岡蔵)まで帰宅した。
冬、しんしんと雪が積る日も,真夏の蝉の鳴き声とともにプールで泳ぐ日も「越のむらさき」の道しるべ地蔵と竹駒稲荷の前を歩いた。
宮内・摂田屋百景のメイン地点だ。