「北越雪譜」は江戸後期に魚沼郡塩沢で縮仲買商・質屋を営んだ鈴木牧之が越後魚沼の雪国の生活を著した。 雪の結晶のスケッチから雪国の風俗・暮らし・方言・産業・奇譚まで雪国の諸相を豊富な挿絵も交え詳細に記した。 牧之の鋭い観察眼に雪に対する愛情と美を見ることができる。 ぼくは、さらにそのエレメントを抽出し象徴的に表現した。 それは雪一つ一つの連続するつながりだ。
まさに自然と人間の一体化した関係だ。 そこには絶対的なつながりがある。