自分の心を惑わすものや都合の悪いこと、他人の欠点や過ちを見たり聞いたり言ったりしがちだが、そういうことはしない方が良いという意味のことわざ。 「ざる」には助動詞「ず(ざり)」の打ち消しの意味があるが、「猿(さる)」にかけた言葉で、三匹の猿が目、耳、口を両手で覆った像の「三猿(さんえん)」が知られている。 「不見・不聞・不言」が天台宗(仏教の宗派のひとつ)の教えとして伝わったのが由来だとする説がある。