計算機や筆算、珠算などによらないで、頭の中で計算することをいう。
暗算には問題の数を見ながら行う視暗算と、読み上げられた数字を聞きながら行う聴暗算がある。
　
また、暗算の時に頭の中で描くイメージによって、筆算式暗算（能力式暗算）や珠算式暗算などに区別され、珠算式暗算には、コンピュータの画面にフラッシュ式で数字の問題が出題されるフラッシュ暗算がある。
　
簡単な暗算は、九九を暗記することで早く計算することができるようになるが、インドでは２桁の掛け算を暗記する数学教育が行われている。
　
近年、当時東大医学部生だった岩波氏が考案した「岩波メソッドゴースト暗算」が注目を浴びている。これは、そろばんでの２桁×２桁暗算の習得に２～３年かかるものを、６時間でマスターできるように工夫された新しい暗算法である。