性質や態度が優しく穏やかであること、またそのさまをいう。 仏語に「柔和忍辱(にゅうわにんにく)」というのがある。 心が穏やかで、侮辱や迫害によく耐え忍ぶことをいう。 経文で説かれている「柔和」とは、仏と自分の関係において仏の教えにきちんと従っていくという、柔らかで純真な気持ちを持つという意味である。 「忍辱」は、苦悩・侮辱・迫害に耐え忍び心を動かさないことをいい、仏の教えを実践した場合を表している。