「越後百景十選」の第1弾は、新潟を象徴するトキを描いた。
そして、くちばしに神に捧げる稲穂を持たせた。
1971年、ぼくは進学のために新幹線のない時代の上越線特急「とき」で上京した。
その後、1981年東京芸術大学大学院修了制作において、作品集「TOKI」(処女作)を出版した。
2008年9月25日に佐渡市にて、トキの野生復帰にむけた試験放鳥が行われ、復活したトキの大空を羽ばたく姿には優雅な美しさを感じた。
そのためのポスター作品「Toki 2008 Nipponia Nippon / Save The Earth-Wild Life」を制作した。
美しい日本の伝統色「鴇(とき)色」を持つトキの学名は、ニッポニアニッポンだ。
さらに古代エジプトでは、トキはトト神と呼ばれ学問の神である。