物事の道理や筋道を正しく判断する心のはたらきや、適切に判断して処理する能力のこと。 仏教用語の「智慧(般若)」は、相対世界に向かう智と、悟りへと導く精神作用の慧を表し、仏教の真理に即して物事をありのままに認識し判断する能力をいい、六波羅蜜(ろくはらみつ:菩薩が悟りの境地に入るために行う6種類の修業のこと)の一つを指す。 哲学的には、学問や知識による頭の良さではなく、人生経験によって得られる深い知識のことをいい、叡智ともいう。