Date | : 2001 |
Size | : 1030 x 728 mm |
Client | : 東京芸術大学大学美術館 |
Keyword | : Fugoppe's Wings |
Color | : 青 |
2001年10月に東京芸術大学大学美術館で「デザインの風展」が開催された。
日本のデザインの全貌を明らかにするもので環境デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、ブックデザイン、 映像デザイン、パッケージデザイン、イラストレーションなどを取り上げた。
新幹線の車両や内装のデザイン、自動車、醤油のビン、ポスター、雑誌など、我々の日常生活におけるデザインが一望され、デザインとは何か?を考えさせるものになった。
ぼくにきた出品依頼は、大判の「デザインの風」をテーマにしたオリジナル・ポスターデザインの制作であった。
そこでぼくは、ぼくの研究テーマである「イラストレーション研究」をポスターでビジュアルメッセージを送った。
かねてから日本におけるイラストレーションの始まりはどこにあるか疑問を感じていた。
ぼくなりに調べると北海道、余市のフゴッペ洞窟にある刻画に行き着いた。
それは、翼のつい人間のシルエットの刻画だった。
続縄文時代のもので呪術のために描かれたものらしい。
それにしてもそこに描かれたイメージは、豊かなビジュアルメッセージだ。