少年時代、長岡の夏祭りがやってくるとワクワクする気持ちになった。
我が家に親戚のいとこ達が集まって来て屋根に上って花火を観る。
ゴザを敷いてスイカやトウモロコシを頬張りながら夜空に咲く花火を観賞する。
思い思いに綺麗さの分析やうんちくを語り楽しむのだ。
少年は、そのうちに睡魔に襲われメインイベントの三尺玉を見逃してしまうのだ。
もともと長岡の花火は第ニ次大戦からの戦災復興のシンボルだ。
70万人から80万人の人が訪れるが、イントロには必ず亡くなった人などへの弔いの花火が上げられる。
新潟県の三大花火といえば長岡花火、柏崎花火、片貝花火だ。