秋山孝ポスター美術館長岡の企画展の中には、ポスター研究、アーカイブ、教育、これが必ず組み込まれている。
今回はポーランドポスターの中で、演劇、映画、美術、サーカスなどの催事の告知ポスターをとりあげた。
また人間の内面性を刺激する表現を全面に打ち出したもので、悲しみ、苦しみ、裏切り、嫉妬、嘲り、風刺などの 深層心理に入り込む文学的な内容で、資本主義国の消費社会を促すためのポスターでない。
しかしこれらのポスターに驚嘆の眼を見張ったのは、資本主義国のデザイナーたちであった。
より芸術的な表現の深さを感じ取れるポスターだったのである。
ポスターのアイデアは、カフカの「変身」をイメージする内容を描いた。