都会では、暗闇になることがほとんどない。どこかしら光がある。そういう状況に慣れていると、突然の暗闇は恐怖だったりする。
2001年5月、ブッシュ政権が発表したエネルギー政策に反対し、「Roll your own blackout(1人ひとりの暗闇で手をつなごう!)」というメールが世界中を駆け巡った。
6月21日(夏至の日)の19時から22時の間世界中のどこにいても、それぞれが電気を消して、抜けるプラグはすべて抜き、暗闇の時間をそれぞれの感性で愉しもうという内容だった。
これがきっかけとなり、2003年から「100万人のキャンドルナイト」が始まった。