実体がわからないもの、不思議なこと。また、言葉の裏に別の意味を隠しておいて、その意味を当てさせる言語遊戯のひとつ。 語源は、正体がわからないものを指す代名詞の「何(なに)」に、助詞の「ぞ」がついた「何ぞ」という問いかけから「なぞ」というようになり、「なぞなぞ」ともいう。 『枕草子』に、左右に分かれて謎を出す「なぞなぞあはせ」という遊戯があったことが記されており、古くから親しまれていたことがうかがえる。