神をまつるために奏する舞楽で、能の舞・狂言の舞・歌舞伎下座音楽のひとつである。
神様を招いてその前で行われた祭りのことで、招いた神様を祝福し、お祝いを述べて神様も一緒に遊ぶ(神遊び)という意味ももっている。
宮中で行われる御神楽(みかぐら)と、民間で行われる里神楽の2つに大きく分けられる。
さらに里神楽はその特色によって巫女の神楽、出雲流の神楽、伊勢流の神楽、山伏神楽・番楽と太神楽を含む獅子神楽、奉納神事舞の5つに分けられる。
神霊の宿る場所として神座を設けて舞楽を奏したことから、神座(かむくら)が転じて「かんぐら」「かぐら」と変化した。