良いことやめでたいことが起こる前触れをいい、吉相(きっそう)、瑞祥(ずいしょう)ともいう。 また、十日戎(とおかえびす:正月10日に行われる初恵比寿の祭礼)で、福笹(縁起物をつけて売られている笹)につける縁起物のことをいい、季語としても用いられる。 福笹につける縁起物には、打出の小槌、大判、小判、銭袋、あわびのし(アワビの肉を干してのしにしたもの)、大福帳(売買の金額を書き入れる元帳のこと)、米俵、鯛など、山や海それぞれの幸を表している。