巨大なものや重いものを吊り上げて運ぶ機械のことで、クレーンと呼ばれているが、この言葉は英語のCraneをカタカナで書いたものである。
欧州ではこのCraneは、元々「鶴」という意味を表し、後に起重機の意味が付け加えられたと考えられている。
世界最古のクレーン(復元)は、ドイツのリューネブルグに保存されている。1346年に設計・製造されたもので、1797年に修理が行われ、19世紀まで使われていたものである。
日本にも、現存する最古のクレーンがある。明治時代にイギリスから輸入されたもので、現在は三菱重工長崎造船所に設置されている。